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夢のその先…
第9章 もう夢なんか見ない…
和哉が登校すれば
部屋は静けさが戻る
朝陽はテーブルの前に座り
ぬるくなった麦茶を飲んだ
朝は戦争
和哉一人て騒いで…慌ただしい
こんな時間も…
何時まで楽しめるのかしら?
子供の成長は早い
和哉を産んだの…
昨日の事のように…思い出される
親の手がなきゃ…ダメな赤子だったのに…
もぉ自分で何でも出来るようになった
そのうち…親なんか見向きもされないのかなぁ …
淋しくもあり…
嬉しくもある喜び
巣立つ日までは…
どうか…一緒にいさせて下さい
朝陽の願い…だった