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夢のその先…
第2章 偶然


「ひなちゃん」

何時ものように呼ぶと

少しはにかんだ朝陽の笑顔が見えた

壊してしまいたい…

その顔も、若葉に似た…声も

総て…壊してしまいたい

匡哉は優しい男を装った

「匡哉さん」

恋する…瞳だった

朝陽は…匡哉に恋をしていた

匡哉はそれを知っていた


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