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第15章 不穏な動き

妻は…美しく派手で社交的

家には帰ってもいない

パーティーだと騒ぎ立て

匡哉を夜中でも呼びつける

迎えに来い！

酔っぱらった声で電話がかかって来る

夫と言う…自慢出来るアイテムが欲しいだけだ った

愛する妻を…迎えに行く夫を演じる

総ては…父の会社のため

「愛実、迎えに来たよ」

優しくて妻を労る夫に徹する

愛実は…悦び夫に抱き着く

きゃぁ～会場から歓声が上がる

皆が…羨ましがる

こんな素敵な生活がしてみたい…と。

匡哉は妻をエスコートして、帰って行く

妻の為だけに用意された存在

それが…匡哉だった