この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
夢のその先…
第17章 重なる偶然
会社の業績を上げていたのは、静瑠だった
静瑠のワンマン経営で会社は成り立っていた
気に入らない…と、それだけの理由で首になった社員も少なくない
父親の遺した会社を、夫を社長に据え
裏で実権を握っていた
力を手に入れ好き放題に…
想いのままに使えれば…
人は…神になった気分にでもなるのか?
最近の…静瑠の言動は…
目に余った
愛実を亡くして…
復讐の鬼と化した静瑠には
何を言っても…無駄だった
それでの…実力行使
役員からも重役からも…会社からも…
静瑠は追いやられ…
居場所を失った