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夢のその先…
第18章 命
「彼は…和哉の父親だと言いましたね?」
隆史が問い掛ける
誰も…答えなかった
後はもう…
誰も何も…話す事なく…
和哉の無事を祈った
若葉は…母に抱き締められ…目を瞑った
匡哉…
匡哉…
和哉を我が子だと認めたのなら…
幸せにしてあげて…
和哉は…貴方の子よ…
朝陽が大切に大切に育ててる宝
そして、私達が守るべき宝
その宝を…貴方も守って
匡哉…
そして…貴方も守るべきものを…持って
今の貴方は…淋しすぎる…
だから…
若葉は…泣きながら…
朝陽と
匡哉
そして和哉を想った