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第21章 接近

「ひなちゃん…和哉に総てを話す
僕は…君の父親だよ……
と名乗らせて貰っても良いですか？」

「………ええ。貴方が望むなら…」

「僕は…和哉の父親になる」

朝陽は何も言わず頷いた

「戸籍上も…僕は…和哉の父親になるよ
妻の欄は君が書くんだよ
結婚式は、早目に挙げようね
でないと…和哉の兄弟が出来てしまうだろ？」

匡哉は楽しそうに、朝陽に告げた

「っ…妻の欄？…」

さらりと…恐ろしい事を口にする

しかも…和哉の兄弟が出来てしまうだろ？

朝陽は首をふった

出来ない…

そんの出来ない…