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夢のその先…
第1章 夢


「ひなちゃん」

匡哉がオーダーを入れる時に朝陽の名前を呼ぶ

それだけで…朝陽の胸はドキドキ…張り裂けそうになる

「はい。」

震える声を…誤魔化し朝陽は喋る

「ステーキセット2とブルームーン2入りまし た」

「ステーキセット2ブルームーン2入りました !」

朝陽はオーダーを復唱する

匡哉は、そんな朝陽を見て

クスッと笑う

「……?」

朝陽が首を傾げると

「声は若葉と似てるな…って想った」

匡哉の口から…

現実が…突き付けられる



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