パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第5章 笑顔

「母ちゃん！早くしろよ！」

和哉が叫ぶ

その後から…汗をかいた母親が

長い坂を…はぁはぁ…と言って上って来る

「和ちゃん…早すぎ…」

もうヘトヘトだとばかりに…立ち止まると

年の頃なら…

８才位の利発な男の子が、上った坂を逆送する

「仕方ねぇなぁ…んとにもぉ…」

母親の背中に回ると、その背中を押して行く

「和ちゃん…ありがとう」

母親は…子供にお礼を言う

和哉は照れ臭くて…照れを隠すように

母の背中を…想いっきり押した