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夢のその先…
第7章 落とし物
朝陽は田舎で自給自足の生活をしていた
働きながら栄養士の資格を取って小学校の給食の仕事をしていた
公務員だから…夏休みもあるし残業は滅多とな い
栄養士の資格を取るまでは大変だった
それも幸枝がいてくれればこそ…出来た苦労だ った
この日も自分の畑のお手入れと収穫にありつこうと、畑へとやって来た
のどかな…畑の畦道
何時もの様に、和哉と今日食べるモノを取りに行く
「母ちゃん、あそこに人が落ちてる!」
和哉が指差す方向に…
人が倒れてた
「落ちてないってば…あっ!
和哉 危ないから寄っちゃダメ…」
朝陽が慌てて和哉に、近寄る
それより早く、和哉は倒れている人間に近寄っ た
「落ちてんぜ!母ちゃん」
「だから…寝てるんだってばさ」
落ちても…寝てもいない
多分…倒れているのだろう