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夢のその先…
第8章 神の悪戯

「あの…匡哉…とやら…」
朝陽は…想いに耽る匡哉に、声をかけた
「幸枝さん?何ですか?」
「何故…あんな場所で、寝ていたのですか?」
寝てはいないけど…
倒れていたのは…確かだ
「水を探して自動販売機を探してました
そしたら…目の前がクラクラして……
意識がなくなりました…」
罰の悪い顔をして…
匡哉は答えた
「都会から来なさったのなら解らないでしょうけど…
此処は自動販売機なんて皆無に等しい街なんで …
お水は持ってあるかないと命取りですよ!」
朝陽はそう言い
けらけら笑った
優しい…何処かで見た…
顔に…匡哉は釘付けになった

