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この出会いは…
第1章 最悪な出会いと最低な再会
ごめんと謝りかけた一ノ瀬さんに、慌ててお礼を言い直し、逃げるように自分の部屋に入ってしまった。
フラフラとベッドまで歩いて、そのままダイブした。
痴漢から守ろうとしてくれた。
落ち着くまで待っていてくれた。
タクシーで一緒に帰ってくれた。
タクシー代も、あ、お水も。
すごく気遣ってくれていたのは、いくら男の人が苦手な私だって分かった。
そんな人にあんな態度…
連絡先も知らないし、会社で偶然会わなければ、改めてお礼も言えない。
はぁ、今日一日で自分が嫌になりすぎて凹む。
ぐったりとした身体を起こして、美怜に電話を掛ける。
時間が遅かったけど、美怜はすぐに出てくれた。
今日あったあの出来事を話すと、美怜の声色が変わり、心配してくれているのがよく分かった。
明日の朝から、都合のつく時は帰りも、一緒に通勤して欲しいというお願いに、当たり前だと言わんばかりに快諾してくれた。
ついでに、社内メールで一ノ瀬さんを検索して、メールしておきなさい、と。
さすが、美怜。
全く私は気が利かないな。
明日、メールをするという約束もして電話を切った。
美怜が友達で良かった。
キレイで気が利いて、優しい自慢の友達に感謝して、一緒に通勤してくれるという言葉に安心して、私はその日、悪夢を思い出すことなく眠れた。
フラフラとベッドまで歩いて、そのままダイブした。
痴漢から守ろうとしてくれた。
落ち着くまで待っていてくれた。
タクシーで一緒に帰ってくれた。
タクシー代も、あ、お水も。
すごく気遣ってくれていたのは、いくら男の人が苦手な私だって分かった。
そんな人にあんな態度…
連絡先も知らないし、会社で偶然会わなければ、改めてお礼も言えない。
はぁ、今日一日で自分が嫌になりすぎて凹む。
ぐったりとした身体を起こして、美怜に電話を掛ける。
時間が遅かったけど、美怜はすぐに出てくれた。
今日あったあの出来事を話すと、美怜の声色が変わり、心配してくれているのがよく分かった。
明日の朝から、都合のつく時は帰りも、一緒に通勤して欲しいというお願いに、当たり前だと言わんばかりに快諾してくれた。
ついでに、社内メールで一ノ瀬さんを検索して、メールしておきなさい、と。
さすが、美怜。
全く私は気が利かないな。
明日、メールをするという約束もして電話を切った。
美怜が友達で良かった。
キレイで気が利いて、優しい自慢の友達に感謝して、一緒に通勤してくれるという言葉に安心して、私はその日、悪夢を思い出すことなく眠れた。