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LOVE SCENE
第1章 春はそこまで
「捨て。はい、これも捨てっ」
俺の部屋で片付けをする春海さんはテキパキとしていて、男らしい。
「えー、それは取っておきたい」
「あ? どうせこんな服、元カノにもらったもんだろ?」
そして鋭い。
「そ、それは…。えーと…、どこだかのブランドものなんですよぅ」
「お前、こーゆうキャラじゃねぇだろ。ぜんぜん似合ってねぇし」
確かに似合わない、派手な柄のセットアップ。
ナントカっていうダンスユニットのファンだった元カノが、限定発売のこのジャージを、おまけ目当てで購入した。おまけ以外は要らないと、本体を俺にくれたものだ。
部屋着なら別に派手でも構わないし、洗濯を繰り返してもへたらないので結構重宝している。
「す、捨てます?」
「ああ、捨てるね! お前、ホント無神経!」
バシン! と音をたてて後頭部を張られ、その痛さで気が付いた。
「あ……、そうですよね。 すんません…」
俺の部屋で片付けをする春海さんはテキパキとしていて、男らしい。
「えー、それは取っておきたい」
「あ? どうせこんな服、元カノにもらったもんだろ?」
そして鋭い。
「そ、それは…。えーと…、どこだかのブランドものなんですよぅ」
「お前、こーゆうキャラじゃねぇだろ。ぜんぜん似合ってねぇし」
確かに似合わない、派手な柄のセットアップ。
ナントカっていうダンスユニットのファンだった元カノが、限定発売のこのジャージを、おまけ目当てで購入した。おまけ以外は要らないと、本体を俺にくれたものだ。
部屋着なら別に派手でも構わないし、洗濯を繰り返してもへたらないので結構重宝している。
「す、捨てます?」
「ああ、捨てるね! お前、ホント無神経!」
バシン! と音をたてて後頭部を張られ、その痛さで気が付いた。
「あ……、そうですよね。 すんません…」