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第1章 廃ホテルにて２

廃墟マニアの僕は廃ホテルにカメラを手に持ってやって来た。
客室を一部屋づつ巡っていると珍しいものを見つけた。
女の子が死んでいた。
なんて綺麗な死体なんだろうか。

セーラー服に身を包んだ死体の肌は青白くて、寝顔にしか見えない死に顔は美しくて、左目の下の泣き黒子がチャーミングだ。長い黒髪は固そうな床にさらりと散らばっていた。
そっと少女の死体に近づく、どうしてこんな古い廃ホテルにこんな美しい死体があるんだろう？