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禁断の果実に口づけを
第7章 理性と欲望の狭間


 頭がボォーとし、やや小刻みに震える身体。
言われた通りにしないと、私は見放されてしまう…
ショーツに手を掛け、一気に脱いだ。

 羞恥心もこみ上げてきて、涙も溢れる。
それでも私はセックスがしたいのか?
そんな事を自分に問い、素っ裸のまま伸介に飛びついていた。


 「お願い……
私を抱いて下さい……」

 ギュッと抱きしめて貰えるなんて考えは甘かった。

 伸介は私の手を退け、そのまま後ろを振り向かせ四つん這にした。

 グィッと力任せに腰を持ち上げたかと思うと、いきなり己のモノを一気に差し込んできた。

 「あっ、イタ……うっ……」
下半身に鋭い痛みを感じたが、直ぐに溢れてくる愛液が伸介の挿入を助ける潤滑油代わりとなった。

 ズブズブズブズブ……と硬い伸介の刀は容赦なく、私の中にはいってゆく。

 ブタンブタンブタンと信介が腰を上下する度、洋子の肉に当たって醜く跳ね返す音が耳元で鳴り響いていた。


 「あっ………うっ………ああああああ……」

 待っていたモノをやっと充てがって貰った女は、悦びの声をより一層高く上げ、言いなりになってしまうものなのか?

 下半身は満たされながらも、頭ではそんな事を考えていた。
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