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鏡の中から…
第6章 変化
長い廊下を、ひたすら歩き
屋敷の外へと出る
中庭を突っ切り、敷地内の…
一番片隅に離れは建っていた
夏海は…風水上も良くはないな…と離れを見て想った
何故?
こんな日陰の場所に?
鬼が出入りする方角であるとして、万事に忌む べき方角に?
敢えて?
裏鬼門…
まさか…裏鬼門に
離れが建てられてるとは…
鬼門とは反対の、南西の方角 を裏鬼門と言い
家を建てるなら、この方角は…最も忌み嫌 われる方位とされていた
夏海は…
離れを目にして感じる違和感に…
何かを感じていた