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鏡の中から…
第6章 変化
部屋の奥から、頭は髑髏、体は骨のみの骨格で出来た姿をした化け物が、夏海と雅龍を目掛け…
襲ってきた
雅龍が、髑髏に炎を放つ
ぎゃぁーと言い髑髏は消えるが…
次から次へと…わいて出て来た
「キリがないわね!」
わらわら…髑髏が二人を襲う
夏海は…目の前にいた髑髏のあばら骨を一本
取ってみた
「何 悠長な事をしておるのだ!」
雅龍は吠えた
「骨だからね、一本取ったら後はバラバラと崩れるのかと想ったのよ!」
暢気な事を言う夏海に…雅龍は顔が緩む
「で、どうであった?」
「どうって、バラバラにならないから…
追われてるんじゃないのぉ~」
夏海は髑髏から逃げて走り回っていた
蹴飛ばしても…
斬っても…
「こいつ等、再生可能なのよぉ~」
愚痴を溢す
雅龍は夏海を襲う髑髏を炎で燃やし
夏海を腕に抱いた
「離れるな」
雅龍の強い腕が、夏海に絡まる