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鏡の中から…
第7章 熱…


「雅龍…」

夏海は…雅龍の頬を伝う涙を

その指で拭った

「何故だ…夏海…
お前が嫌がれば…我は…」

我慢した

夏海に嫌われたくないから…

夏海に抱く性欲を押さえて

夏海に嫌われない様に

夏海に受け入れてもらえる様に、接してきたのに…

何がいけなかった?

何が夏海をそうさせた?

解らない

解らない…

夏海…

夏海…

お前を失って…

生きて行きたくはないのだ…





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