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鏡の中から…
第8章 始まり


夏海は部屋に帰ると

「雅龍、話があるの」

と、ソファーに腰かけた

雅龍は、その横に座る

「何だ?何でも聞いてやる」

だから、何でも話せ

「雅龍、私は、星が詠めるの…」

「雅世が言っておったな」

「星がね…私の未来を指し示したの」

夏海はそう言い…

空を指差した

指を指す方は…天井しか見えなかった

だが夏海の指は…

天井を超え…

空に瞬く…

星を指す

雅龍は…空の彼方に光輝く…星を脳裏に浮かべた

「見えた?雅龍…」

その言葉で…夏海が見せているのが解った

「夏海?」

「星がね…私の未来を示したの
雅龍と契ったから…出来た道を…
指し示したの…」

夏海は…

悲しげに言うと…瞳を閉じた



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