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鏡の中から…
第2章 契り


「ほほう…夏海は手付かずか
雅龍は幸福者だわい」

夏海の言葉なんて聞いちゃいなかった

「雅世、ラッキーであった
今の世は処女なんて期待は出来ぬと想っていたからな!」

「そうじゃろ?
夏海のモテるのにな有段者だからのぉ
触りでもしたら…投げ飛ばすからのぉ」

お婆様は暢気に…笑っていた

「可愛い妻で我は幸福者だ!」

雅龍は夏海を抱き締め…ご満悦だった

夏海は、どっと疲れ…

「誰も私の話を聞かねぇのかよ!」

と毒づいた




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