この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
鏡の中から…
第9章 明日へと続く日々
夏海は春に高校3年生になったばかり
祓い魔の仕事と学校の両立だけでも
大変なのに…
雅龍とも交わりで…
体力も気力も…一気に使い果たす
夏海は…雅龍との行為で…
重い体躯に鞭打って…
日々を過ごしていた
「ねぇ雅龍…」
学校から夏海が帰るのを待ち構えていた雅龍が夏海に飛び付く
家族は…
もぉ見慣れた光景で…
特に気にする者はいなかった
まるで帰宅を待っていた大型犬が…
ご主人様を見つけ、飛び上がる…
そんな…勢いだった
「何だ?夏海?」
夏海を腕の中に確保して、雅龍は問い掛ける
「私、友達と…横浜に出たいのよ…」
だから…離して…
とは言えなかった
「ナンパされるから嫌だ!」
一度…雅龍が夏海を、迎えに行くと…
夏海はモノの見事にナンパされていた
それ以来…雅龍は所有権の主張が…うるさい