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鏡の中から…
第9章 明日へと続く日々
「お母さん~」
母の香住に救助を求めると、香住は苦笑して雅龍を掴んだ
「これこれ雅龍、束縛が強いと嫌われるわよ」
ガーン…となり、雅龍が項垂れる
すると春海が助け船を出す
「雅龍、夏海は有段者だ…
僕の同級生が夏海に交際を求め…キスしようとして投げ飛ばされました
大丈夫でしよ?手を出されても男より強いんだから…」
助け船なのに…何だか腹が立つ!
「あ!遅れる!じゃあね」
夏海は慌ててバッグを掴むと
玄関へと向かった
学生時代の想い出を沢山作る
そう決めていた
忘れられない…学園生活を楽しまなきゃ…
夏海は友達の待つ、待ち合わせ場所へと向かった