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鏡の中から…
第10章 宝物
暫く待たされて、診察室から呼ばれた
夏海は診察室に入って行くと
優しそうな医者が待ち構えていた
「飛鳥井 義恭と申します」
医者は名を名乗り、優しそうに微笑む
だが…次の瞬間…
非情にも…
「下着を脱いで、診察台へ上がって下さい」
と告げられた
「え?下着を脱ぐの…」
夏海は…躊躇する
義恭は笑って
「下着を脱がずに見る方法などない!」
と、一蹴した
夏海は真っ赤に顔を染めた
看護婦が夏海を診察台の方へと連れて行く
カーテンで間仕切りしてある椅子に座れと言われ…
夏海は覚悟を決めた
下着を取り去り…
診察台の上へ上る