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鏡の中から…
第11章 母になる
大掃除を終え、埃と煤で汚れた顔をした雅龍が戻ってきた
「シャワーを浴びてくるから少し待つのじゃ」
雅龍は浴室に駆け込むと、シャワーを浴び
戻ってきた
髪から滴がたるのに…夏海にキスを落とす
夏海は笑って、雅龍の髪を拭いてやった
拭かれて良い子にする雅龍に苦笑する
「何処へ行きたいのだ?」
「飛鳥井の家へ…連れて行って欲しいの」
「飛鳥井…?」
「そう。タクシーを呼んで連れて」
「解った。服を着替えたら連れて行く」
雅龍はクローゼットを開くと、服を着た
そして、夏海のコートを取ると、夏海を起こし、着せた