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鏡の中から…
第12章 愛しき日々
雅龍は夏海を抱き締めて…
離さず眠りにつく
ここ最近は…体を繋げれる程…
夏海の体調は良くなく…
大人しく眠りについていた
日々…弱って行く
それを気丈に…振る舞っていても
夏海の体を抱き締めれば
確実に細くなって行く
雅龍を殴り付けていた腕も…
雅龍を蹴り飛ばしていた足も…
痩せ細り…日々…弱って行く
それでも…日々を生る
どんなに辛くても…夏海は弱音を吐かない
雅龍はそんな夏海を全身で守り
サポートして来た
愛してるから…
夏海しか愛せないから…
日々…腕の中で…細くなって行く愛しい人を…
離さないで…抱き締める
雅龍が産まれて初めて愛した人だった
愛しいと想い
離したくないと想い
魂を結びつけた…相手だった
ずっと一緒にいような…夏海
死しても…滅びようとも…
愛して…
愛して…
離しはしない
雅龍の想いだった