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鏡の中から…
第13章 また明日
煌星と凰星が一歳の誕生日を迎えた翌日
戸浪海里は夫婦で
夏海の家を訪ねてきた
上質なスーツに身を包み、優しげな面立ちの戸浪海里が夏海を見ると笑顔で、深々と頭を下げ
「トナミ海運の社長をしております
戸浪海里、と申します
そして此方が妻の沙羅に御座います」
自己紹介した
戸浪の腕には…煌星と同じ年格好の子供が抱かれていた
「そしてこの子が戸浪 海と申します
その他に私には子供がおります
万里と千里と申します
万里が、高校1年で千里が中学3年で御座います」
戸浪海里は、夏海に家族のあらましを説明した