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鏡の中から…
第14章 またね


夏海は雅龍に支えられなくても元気に歩いた

飛鳥井の菩提寺の本堂には、香住が凰星と共にいた

元気に歩いてくる夏海の姿に、香住は驚愕の瞳を向けた

「母さん帰ろ!
遣る事が沢山あるのよ!
時間が惜しいから早く帰ろ!」

夏海は母を急かし、凰星を抱き上げた

体力のなくなった夏海が出来なかった…事だ

「凰星…」

凰星を抱き上げ、頬にキスを落とす

愛しき子は…

夏海の腕に抱かれ…笑っていた


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