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鏡の中から…
第14章 またね


家に帰り、寝込んでいて出来なかった事をする

春海に頼んで、凰星との写真を撮ってもらた

雅龍と3人の写真を、沢山…沢山…遺してもらった

病気で…痩せ細ってからの写真は…

一切遺したくないの…と、写るのを拒否して来た夏海が、我が子との写真を遺す

春海は…そんな3人の写真を撮り続けた

涙で…ピントが合わなくなる自分を叱咤しながら…

シャッターを切り続けた

急に元気になって帰ってきた妹に…

別れの時間を感じていた…

この時間は…永遠にある訳ではない…

それを感じるから…

どんなに辛くても…

遺してやりたくて…

春海は…写真を撮り続けた


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