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鏡の中から…
第1章 序章


夏海は素質がある

お婆様は、誰が何と言おうと

夏海を買っていた

「お婆様、何か用?」

「お主に蔵の掃除をしてもらおうと待っておったのじゃ!」

「だってね!私の顔を見るなり…母さんが掃除をしなきゃお小遣いカットだって脅してきた…」

「年の瀬じゃ!綺麗に磨いてたもれ!
調度品は…この布で拭いてたもれ」

お婆様はそう言い夏海に布を渡した

かなり年期の入った布だった



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