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鏡の中から…
第14章 またね


夏海と雅龍は手と手を取り合い

黄泉へと渡った

それを見届けたのが

紫雲龍騎

紫雲は夏海と雅龍の魂を導き

黄泉へと送った

そして黄泉で待つ

雅龍の父 黄龍へと引き渡した

黄泉の泉の女神が

夏海を受け入れ

雅龍と同じだけの寿命を渡した

「二人は何があろうとも一蓮托生
共に逝けば良い…
それが…あの方の願いであり…望みだ」

黄泉の泉の女神が懐かしそうに瞳を顰め…

二人に話す

夏海も雅龍も…

女神が思い浮かべる人を浮かべ

受け止めた

二人は…

二度と離れぬ世界へ

向かった



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