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鏡の中から…
第14章 またね


朝 香住が離れへ行くと

雅龍の姿は…

何処にもなかった

夏海は我が子を胸に抱き

眠っている様に

息を引き取っていた




その腕に抱かれ

凰星は幸せそうに眠っていた


母と…最後の夜を…

惜しむかの様に

凰星は眠っていた



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