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鏡の中から…
第15章 最終章
「凰星が修学館桜林学園へ入学致しました」
戸浪海里は…康太へそう告げた
「そうか。星は巡る…何も言わずとも
互いをかぎ分け…出逢うが定め…
煌星と凰星の時間が…回り始めた
二人は出逢うが周期で…互いを見つけ出し
共に光を放ち合う 」
戸浪は…深々と頭を下げた
「本当にありがとうございました」
「礼を言うのは俺の方だ
無理を言った…無理を言ったのに…
総て夏海の想いのままにしてくれた
心より感謝する…」
康太は頭を下げようとした
それを戸浪は押し留めた
「止めて下さい
頭を下げられたら…私が煌星を愛した日々か
無駄になります。」
「そうか?」
「そうです。」
「なら止めとくもんよー」
「そうして下さい」
二人は顔を見合わせ笑った