この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
鏡の中から…
第4章 修行へと
「雅龍、それはこの世には必要のない話」
と、お婆様は釘を刺した
「それより…伴侶の儀式なんぞ、我はしたことがないぞ!」
「わしも…初めての事じゃからのぉ」
お婆様は…引き締めた顔をして
「伴侶の儀式は、飛鳥井の真贋の夫婦の儀式
それをさせてもらえる等とは…努々思ってはおらなかった…」
「何をするんだよ?」
「それは行かねば解らぬわ」
お婆様は… 雅龍に
「 ……解るのは1つ
油断をすれば…
命を落とすかも知れぬ…
と言う事だけじゃ
」
飛鳥井家 真贋のみ受けられる伴侶の儀式
甘くはないのは…確かだろうて…
お婆様は…そう呟いた