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鏡の中から…
第4章 修行へと
飛鳥井家の菩提寺まで、香澄が車を走らせる
雅龍は…何回見ても…四神の一角は…
容赦がない男だと…背筋に冷や汗をかいていた
しかも…炎帝付きだものなぁ…
下手に…逆らえば…
明日はない
雅龍は…ふぅーと息を吐いた
「雅龍、やはりお主でも緊張するかのぉ」
お婆様は暢気に雅龍に問い質す
「そりゃあ…緊張するしかないでしょ?」
同じ龍族に生きる者なら誰でも知っている存在
魔界の正義
法を司る番人 青龍
秩序と規律を織り成した鎧を身に付け
正義と法を守りし番人
睨まれれば…裸足で逃げて行くでしょ?
と、雅龍はボヤいた