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鏡の中から…
第5章 伴侶の儀式
普通…
女の子は怖がって
男の後ろに隠れるんじゃないのか?
雅龍は、スタスタ前を歩く夏海を見て
調子が狂いっぱなしで…困っていた
「ボケるな雅龍!」
雅龍に襲い掛かろうとする獣を…夏海が槍で刺し殺す
「…守ってもらってるのは…俺か?」
雅龍がボヤいた
「私を守らんか!雅龍!
てめぇ…それで私の亭主になろなんて
100年早いわ!」
夏海は怒りながら、襲い掛かる獣や魔物を凪ぎ払う
「守らなくても…大丈夫の気がするが?」
「この槍で刺してみるか?」
夏海は冷ややかに言い捨てた
「ご冗談を…」
さてと、本気を出しますか!
と、雅龍は、下腹に妖力を込めた
そして、吐き出す吐息は…
火炎放射器さながらの…炎だった