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いきたい
第3章 この感情は?
「君、名前は?」


「・・警察にいうの?」


「いや、言わない」


「あすか」


「・・・本名は?」


なんで・・偽名だってわかったんだろう?


「・・・梓乃」


「梓乃・・いい名前だね。家の近くまで送るよ。どこ?」


「いい、ここからかなりかかるから」


「だから送るんだよ。」


男はふわりと笑った。

もう、男の目は冷たくなかった。

優しさに満ち溢れた・・暖かい目だった。
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