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偽りの身の上〜身代わりの姫君〜
第7章 エピローグ
「ああ……、ミアはこの角度が好きだな」
「ン、は、……すき、すき……ッいっぱい、動いて」
「お望みのままに」
再び中を擦り、捲りあげられ、しとどに濡れる。
「ああ、ううッ、ふ、ふううふッ、ンンンッ」
いくら味わっても飽きない強烈な悦楽に大きな背中に絡みつき、我を忘れて喘ぎまくった。
「ああ、ああっ、ううッ、ひあああッ」
「ッ、……ふう、ミア……」
「ああッ、ン、ふ……ううッ」
舌を出して絡ませあい、舐り吸い合う。
どろどろに溶け合って混じり合った唾液を飲み込むと彼の一部を取り込んだ気持ちになって、またもっともっとと欲しくなる。
(こんなにわがままなんて知らなかった)
自分にはそれほど欲がないと思っていたのに、ジバル様と触れ合う度もっと彼が欲しくなる。
心も体ももうこれ以上ないくらい近づいているのに、この皮膚が、肉が、骨が邪魔だと思った。
もっと近づいて、一つになりたい。
恍惚とした表情で猛然と腰を振る愛しい人の表情が、吐息が、汗が、その全てが欲しい。
だから体いっぱいに彼を受け止めて、その体液の全てを搾り取ろうとその熱を締め上げた。
もう限界まで膨らんだそれは暴力的に私の肉壁を暴れまわり掻き回す。
「あああッ、も、もう、――ああああッ」
「くっ……出す、ミア……――!!」
二度目の絶頂に飛んだ時、ジバル様は猛りを引き抜きその白濁を私の腹にぶちまけた。ビュッビュと飛び散るそれは私の頬にもかかる。
暖かい精液がつうっと私の体の上を滑るのを見ると、言い知れない満足感に満たされるのだ。
その白濁溜まりを指先ですくって口に含むと、青臭い、彼の精の味がした。