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第3章 うそつき

全裸で仰向けに寝かされる私の体を、まるで猛獣が食いつくように舌を這わせる。手枷も目隠しもなしで、王様は夢中になって全身を舐めしゃぶるのだ。


「う、んう……はあ、あっ」

仄かに育った乳房を握られ、乳頭をそのまま口の中に入れられる。暖かくぬるぬると這い回る舌に舐られてピリピリとした刺激を生み出す。

「あっ、ああ……、うん」

その心地よさにうっとりとして、王様の髪に触れようとすると、急に頭上の方から小さな手がそれを制した。


「ダメだよ、王様に触っちゃ。君はメイドでしょ？」
「ハ、イネ」

天使のような笑顔を浮かべながら、ハイネは私の両手をいつもされるように固定して私の頬に触れる。王様は夢中になってちゅうちゅうと乳首を吸った。


「はうっ」
「やらしい顔。ねぇ、気持ちいいの？」
「う、……あっあぁ……、ん……き、気持ち、いいッ」
「だって。ほら、じゃあこっちも、いじってあげるね」


ハイネは屈んで、王様にしゃぶられていない方の胸に唇を寄せると、ピンクの舌で先端を弾くようにぺろりと舐めた。彼の清潔なかおりのするシャツが目の前に覆いかぶさって、その背徳感がまた新たな興奮を生んだ。


「あっ」
「あは、すごい。まだ王様に舐められてるだけなのに、こんなに硬くしこっちゃったの？」
「そ、そんなこと……っあ、あぁッ」


反論する前にハイネは舌先で転がすように乳頭を舐り、小さな手で乳房をやわやわと揉む。王様とは別の愛撫にジリジリとした甘い快感が生まれ、左右からの責め苦に私は喘ぐ。

「あぁ、あうっ、んッ、あぁあっ」

体を捩り与え続けられる快感に息を上げていると、王様の手がゆっくりと下に進んで、刺激を今か今かと待ち構えている肉芽にたどり着いた。


「あっ、そこ、そこはっ」
「……、」


肉芽から下にするりと辿ると、花弁からはとろとろと蜜が溢れている。それを指につけて触れたり、放したりしているとハイネが笑った。