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偽りの身の上〜身代わりの姫君〜
第5章 おうさま
王様じゃなくなっても尚、腰は動き続ける。まるで下半身が別の意思を持ったように、じゅぐじゅぐと腰を回して肉壁をいじめ、甘い痺れがびりびりと足の爪先まで走る。
ハイネはその様子を楽しむように後ろから私の両方の太腿に手をあて、大きく開かせた。
「ほら、こんなに広げたら恥ずかしいものをずっぽり咥えこんでるところも、ちっちゃい蕾も、全部見えちゃうよ?」
ねえ、ほら、と耳元で囁かれて目を開くと目の前に王様が、いつものソファに腰を下ろしてお茶を飲みながら私を見つめている。
その瞬間、キュンと内側の肉が締めつけたのが分かった。まっすぐに向けられる目に、恥ずかしさと共に芽生えるのは間違いなく快感だった。
「そ、そんな、はあッ、あぁッ、ああっ、や、駄目ッ……み、ないでッ」
「あはは、なんで? 見てほしかったんでしょ? こんなに濡らしちゃってやらしい」
パンッと音を立ててハイネが尻たぶを叩く。
「あううぅッ」
痛いのに、ピリピリとしたその刺激がまた張子を締めつけてその形を感じる。
「気持ちいいの? ねえ、これが気持ちいい?」
今度は立て続けに二回、パンパンと左右の尻たぶを叩かれる。その衝撃が結合部まで届いて言いようのない快感が生まれ、私は息も絶え絶えに嬌声をあげた。ハイネはその声に応えるように絶妙のタイミングで何度でも叩く。
「あぁあっ! き、もちいいッ、あうっ、うぅッ、気持ちいい!」
「……」
目の前の主君はただじっと私の醜態を見つめるだけだ。
王様の前なのに恥じらいもなく自慰に浸る。その背徳感が新たな刺激剤になり、私は夢中になって腰を揺らし動物のように絶頂を求めた。
「もっと、うぅッ、もっとちょうだい! あぁっああッ、いくッ、いきたい、ッあ、あああッ!!!」
込み上げるものを感じ体をそらせて絶頂を迎える準備をすると、瞬間に張子が勢いよく抜けてしまい絶頂と同時に透明な液体がビュビュッと高らかに噴き出した。
ビクビクと続く膣内の痙攣を感じながら、その液体が無防備な王様の顔にかかるのを見て、私はまた秘かな喜びに満たされたのだ。