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エンブレム──奴隷契約編
第8章 服従の日々
「それじゃあんまりじゃないっすか!麻美に毎日こんな酷い事をするつもりですか?」
狼狽する圭介を前に、田島は何くわぬ顔でスラックスを履きながら口を開いた。
「当然だろ。麻美は俺と奴隷契約を結んだんだ。生涯俺に仕える義務がある、そうは思わんか?」
「思いませんよ!今日は僕を守るために仕方なく先生の言いなりになっただけじゃないっすか!もう勘弁してくださいよ」
田島はそれに返事をせず、デスクの上にあったティッシュ箱を手にするとヒタヒタと麻美に近づいていった。
麻美は床にうずくまり相変わらずゲホゲホと咳き込んでいたが、田島の気配を感じると「ひぃ……」と声をあげて身構えてしまった。。
田島は無造作にティッシュを束で掴むと、ブルブルと震える麻美の唇にそっとあてがった。
口元にまとわりついた唾液と精液を優しく拭いながら田島は「圭介、確かにお前の言い分にも一理あるな。だがよく考えろ。俺とお前、どちらに強みがあるのかをな」と言った。