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Lots of things
第16章 Runaway girl




「別に、変なことしないし叫ばないし
お金取る気もないから」





…っ


なんだこの子…小学生じゃないのか…
ちゃんとした喋りだし、平気でそういうこと言っちゃうし

もしかして本当に困ってる子なのかもしれない



だとしたら中学生くらいなのか…?





僕は一歩分だけその子に近づいた






「だから何もしないってば」



「な…何?どうしたの?」





「助けてほしいの」




「な…何を?どういう風に?え?」





泣き出しそうになる女の子の目を見てると
これはもしかしたらただ事ではない気がして…





「大丈夫?両親は?」


「いない」


「なんでここにいるの?いつからここにいるの?
学校は?」



「一気に聞かないでよ…」


「ごめん…」



「とりあえず…お腹空いて死にそうなの…
お願い…家に連れて行って…」






待て、待て、待て、待て、待て


なんで家なんだ!?
しかも僕の家だろう!?



なんで!?


っつーか普通いくらなんでも知らない男の部屋に
入れてくれなんて頼むかぁ!?


絶対おかしい!
絶対になんか企んでるんだ!


僕の家に来て物色した挙句、なんか金目のものを
盗って…




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