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第18章 Her mother

「あの…お父さんは？」

「パパはいないよ？
しばらく海外でお仕事してるから家にも帰って
来てないの」



「あー…エリートさんなんだ」

「ふふ、全然そんなことないよ！」





よかった
まだ父親がいないだけ助かった


絶対同じ男として呆れられるのがオチだろ…



なんならビンタの一発くらい食らわされるんじゃないか






「よし、着いたよ♪」



そんなことを考えてるとあっという間に彼女の家に着き
結構大きくて素敵な玄関からはいい感じに落ち着いた家庭と
いうか…裕福とまでは言わないけどわりと不自由のない
家にも思えた



「ふーん、お嬢様なの？」


「全然！パパが頑張ってくれてるだけだよ！」




もう中学３年生というのにまだ幼い、あどけなさが
残ってる彼女は本当に可愛くて
こんな時だけどもまじで自分の彼女なのかと
疑ってしまいたくなるほどだ



「ただいまー！！！！！」