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捨て犬
第16章 もう言うなっ
「エミ?

なんで・・外にいたの?」




「カ、カズマ・・・っ

起こしちゃ・・うっから・・」


エミは

ガタガタと震えながら
話をしていた


「泣き声で?」


「・・ん・・・」


「なんで・・・泣いてた?」



「ゆっ…め」



「怖い夢でも・・見たのか?」


「・・・・・」


「どんな・・夢?」


本当は
そんなこと
聞きたくなかった

どんな夢なのかなんて
聞きたくなんかねぇよ

けど

聞かなきゃ
いけないんだ


だって

その夢を見るたび
エミはその事を
俺に知られないように
俺の側から
離れてっちゃうんだから

だから

すげー
怖かったけど

聞いたんだ
エミに

どんな夢だったのか
って


「怖いっ…怖い顔でっ

パパが・・・・」




「うん・・」




「いっぱい・・お、怒ってっ

い、痛くて・・」




「うん…」




「ママが・・・

ママが…っうっ…

バイバイって

い、いなく…なって…」



そこで
エミの震えが
すげーひどくなって
俺は
エミを抱きしめる手に
力を込めた



「そしたらパパが・・

パパが…

ニコニコして・・・・


服を・・・



服を脱いで・・」




やっぱ無理

俺…

これ以上聞きたくねぇ!



「分かったよエミ

怖かったな・・・

もう話さなくていい

もう分かったから

もう分かったからさ……」




俺の目には



涙が溢れていた
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