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捨て犬
第16章 もう言うなっ
ぐったりとしたエミと一緒に
ベットに横になり
俺達は
布団にもぐりこんだ


「約束してくれよ
ちゃんと起こすって」


「いいの?」


「そうして欲しいんだ」


「・・・うん・・・」



「よかった」



「カズマ・・・」



「なに?」



「カズマ・・」




エミは

俺の胸に顔を埋めながら
何度も名前を呼んだ


赤ちゃんみたいに
身体を小さくして

いや

段ボールの中の
捨て犬のように

身体を丸めて…



そしてエミは


ようやく
眠りに落ちた


けど俺は
スヤスヤと
眠るエミを見ながら
一睡もすることができなかった


エミの
心の傷の奥深さを知って

正直・・・不安になったんだ



エミとのこと

俺なんかには
手に負えない


そんな気がした



エミを救う自信が

無くなってしまったんだ




あきらめはしねーよ?


しねーけどさ




この先

どうなるんだろ…





俺達・・・






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