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捨て犬
第17章 もっと・・近くに
エミのその言葉を
俺は勝手に「入れて」って
脳内変換すると
指の代わりに
もう準備OKのオレを
エミの中に挿入・・

いや

究極に

これ以上ないってくらい
エミの近くに・・密着した


あぁぁ……

中、きもちいい


俺は
久しぶりの感覚と
エミに埋まる自分を
直視する快楽に

溺れた


あまりにも
没頭しすぎて
すぐに
おぉっ…ってなる


やべぇ
はえ~よ、まだ


そんな俺は
一度深呼吸をして
エミを抱きあげ

キスをしながら
その
熱を冷ました


「近いだろ、エミ」


「うん、近い
・・ずっと・・・」


「ずっと?」


「うん・・・」


「ずっと・・なんだよ」


「・・・エミでいたい」


泣かせんなよ
こんな時に


「お前は、ずっとエミだよ

俺の・・エミ」



「ん・・」



どこにも行きたくない
もう帰りたくない
ココに居たいってことだよな?
エミ・・・


俺は
目を開けたまま
エミに
深いキスをした

エミの全てを見てたくて
それからの俺は
ずっと目を開けていたんだ

エミは
目を閉じていたけど。


エミを抱きかかえたまま
俺が動き始めると
エミも器用に動きだし
またもや
俺は窮地に立たされる

上手すぎなんだ
エミは

ほんとは
もっと楽しみたかったけど
上手すぎるエミに
急かされ
それに
ケガのことも気になったから

俺は
このまま
いってしまおうと思った

けど
気付いちゃったんだ俺

大切なこと



俺、今
ゴムつけてねぇっ~~~!


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