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捨て犬
第17章 もっと・・近くに
「エミ
手が痛いんだから
ちゃんと左手
頭の上に置いとけよ?」


痛いなら
こんなことすんじゃねーよな?
わかってる

わかってっけど

「うん・・」

エミが
左手をばんざいするように
頭の上に置くと
俺は
その左手を軽く押さえつけて
脇の下を舐め回した


「んっ・・カズマ
ん、ん、んっ・・」


「もっとか?」

エミはその質問に
何度も首を横にふったけど
もっとその声聞きたくなって
舐めまくると

エミは

泣きそうな
甘い声を出した


「可愛いな
エミ、好きだよ
好きで好きでたまんねーよ

だから

もっと近くに
いってやるからな?」


潤んだ目で頷くエミに
ちゅっと
キスをしてから

俺は

布団の中に
手を沈めた


ヌチュ…

「すげぇ
もう、とろとろ…」

すぐ指を入れて
俺の指を溺れさせると
そこはもっと
ぐちゅぐちゅと音を立てて
エミを狂わせる

「っんんっ……っあっ…」

左手が不自由なせいで
俺にしがみつけず
なんだか
いつもより
悶えるエミが

エロい


「もっと?」

「ぁっ……ぁ…」

エミの脚を広げさせ
膝を押し上げながら
中指を深く…奥まで…

「もっとか?エミ?」


「んんっん…
も……もう…」


「もう、何?」


ざらつく
壁をこすり上げながら
俺は
どうしても聞きたい言葉を待った


「っはっ……っ
あぁ…あぁ…

もっ…」


入れてって
言えよ

欲しいって
言ってくれよ




聞きてぇのに


「何?エミ…」


「・・・・・近くに・・」


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