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第19章 見せらんねーのかよ！

「えっ・・・」


好きって・・俺のこと？


俺のことを
好きって
言ってくれたのか？


こんな大事な時に
エミの言葉の少なすぎる癖が
俺を混乱させた


でも
間違いないよな？


俺のこと・・・だよな？


エミは
顔を隠したまま
うつむいて動かない


「俺の・・・こと？」



「・・・ん・・」



「あ・・ありがとう」



俺は
なんとも間抜けな
返事をしていた

あんなにも
聞きたくて
ずっとずっと
待ちに待っていた
言葉だったのに


俺は

あっけにとられていたんだ



今日のことが
あまりにも
謎だらけだったから