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捨て犬
第19章 見せらんねーのかよ!
いざ
改まって「好き」だなんて
言われると
なんとも気恥ずかしくて

その気恥ずかしさを
どうにかしたくて
俺は
離れて座るエミを
抱きしめたくなった

「エミ、こっち
来てくれる?」

「・・・・・」

なんで…黙ってんの?

「嫌?」


「違う、恥ずかしい・・」

え?

「ずっと毎日してたじゃないか
俺の前に座るだけだよ?
恥ずかしいのか?」

「・・うん・・」

好きなんて言ったから
照れてるのか
一昨日まで
あんなにベッタリだったエミは
動こうとしない

仕方ないから
俺が移動して
エミの後ろに座った

「ぎゅってして…いい?」

「…ん…」

よかった

「…エミ」

背中からエミを抱きしめると
思わず声が漏れてしまうほどに
気持ちいい
心が溶けてくみたいだ

「エミ・・俺のこと、好き?」

エミは
コクッっとだけ
頷いた

「好きって
もう一回言って」


「・・・・・」


「もう一回、聞きたい」




「・・・・スキ・・」



エミの声は
まるで吐息のように小さくて
顔が見えなくても
恥ずかしがってるの
分かるよ

そんなエミが
俺は
可愛くて可愛くて
たまらなくて
「痛かったらごめんな」
って言いながら
ぎゅ~~~って
強く抱きしめていた

ずっと
ずっとずっとず〜〜っと
離したくない

そう思いながら。


「エミ」

「…ん?」

「俺のこと好きなのに
なんで今日俺のこと
……避けてたの?」

「……あ、あのね…」

「うん、ゆっくりでいいから
聞かせて?」

ピロピロピロ~ン

「あっ…」

このタイミングで
エミの携帯が音をたてた


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