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捨て犬
第7章 して欲しくねーよ

「いっただきま~す」


俺はまず
しっかり火の通った目玉焼きに
ガブッと
たぶりついた


エミは
その様子をじっと見つめて
俺の反応を待ってる


「うまいよ、エミ」


そう言って俺が笑うと
エミは
ひとつ大きな息をはいて

「うん」

って返事をした


ホッとしたんだろーな


「お前も食えよ」


「うん
あ・・・あの・・」


「ん?何?」


「道具が・・」


「道具?」


「道具がなかったから
ドレッシングは買ってきた」



「そうかそうか。
別に本の通りじゃなくてもかまわねーよ。
気にすんな。

あ、じゃあ今度の休み
その道具、買いに行こうな?」



「うんっ」


無表情のままではあったけど
エミは
顔を大きく縦に振って見せた



料理が珍しかったのか
暇つぶしになって
丁度よかったのか


それとも



俺に褒められて
うれしかったのか


よくは分かんねーけど


料理をすることは
気に入ったみたいだった



それから俺たちは
うさぎのように
レタスを食った

ん?
うさぎって
レタス食うのか?


わかんねーけど


目玉焼き食べたら
もう
レタスオンリーサラダ
しかねーから

むしゃむしゃと
レタスを食べ続けた



なんかさ

ある意味

毎日のメニューが
楽しみだ(笑)




料理の本は
見ないようにしよう



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