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捨て犬
第9章 殴らないで
「寒くねーか?」



エミはまだ
上半身裸だった




「うん」




「一緒に帰ろっか」




「いーの?」




「いーよ。
エミがいなくなったら
俺がイヤなんだ。
だから連れて帰る」




「・・・・」






「お前が
イヤだって言っても
連れて帰る

絶対に連れて帰るよ


好きだから」






ほとんど吸っていない
煙草の火を消して
俺はエミを
きつく抱きしめた



「キス、したい」



エミが
身体ごと振り向くのが

キスしてもいいよって
サイン


俺は
そんな言葉を発しない
愛おしいエミに

何度も

何度も何度も


甘く

深いキスをした



好きだと


心の中で
叫びながら。




キスが終わると
エミは
俺の背中に手を回し

甘えるように
俺の首に
頬をすりつけた


まるで・・・仔猫のように




「エミ・・・・

もう一回
名前呼んで・・」






「カズマ・・・」








「うん

あぁ・・



悪くねぇ」












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