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掌の官能小説
第12章 紫陽花橋
結婚して三年が経ちました。

義母が体調を崩し、私は夫の実家に看病のために住むことになりました。

自宅から実家までは高速道路で車で2時間かかり、通うのは無理なので義母が良くなるまで身の回りの世話をする事になりました。

夫の実家には義兄も住んでいますが、平日は仕事で帰宅時間も遅くなる為、義母の面倒を看れないので、専業主婦の私が行く事になりました。

義母はとてもいい人で私を娘のように可愛がってくれていたので、戸惑いもなく私は看病を引き受けました。


夫の実家は古くからある家で、地元では有名な家柄でした。
広い敷地に広い庭や広い家の管理は義母がしていました。
義父が亡くなるとなかなかこの家を維持していくのも大変なようでした。


「お義母さん、お加減が良くなるまで私がお世話します。」
義母は私が来た事を喜んでくれました。

私は義母の看病と家の使用人に指示するくらいで、家事等はお手伝いさんが来てくれていました。


私は夫が使っていた離れの部屋を使う事にしました。
用事があればインターホンですぐに義母のところに行けるようになっていました。
それでも昼間は義母の近くに居ようと思っていました。


「お義母さん、食事をお持ちしました。」
私は早速義母に昼食を持っていきました。

「瑠美ちゃん、悪いわね。」

「ううん。気にしないで下さいね。早く元気になって旅行にまた行きましょうよ。」
私は笑顔で義母の前にお盆を置きました。

ゆっくりと義母は食事を食べていました。

私は義母の病気が何なのか聞いてはいなかったのですが、
食事も少量でしたが、食べてくれていたので安心してお盆を下げました。

そして私はお手伝いさんが作った食事を食べ、庭を散策しました。

広いお庭にはいろんな花が咲いていました。
紫陽花が綺麗に咲いていたので、義母の部屋に飾ろうと思い、切って花瓶に挿しました。

義母のベッド脇に置くと義母は喜んでくれました。


紫陽花の花言葉は
元気な女性、辛抱強い愛情、一家団欒、家族の結びつき…
そして浮気

私はブルーと白のグラデーションの紫陽花を時々見つめながら義母の傍で読書をしていました。

義母が寝入ったようでしたので、私は持ってきた荷物を片付ける為に部屋に戻りました。


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